基本情報
- 所属
- 学習院大学 理学部 化学科 助教
- 学位
- 博士(理学)(東京工業大学)
- 研究者番号
- 10754418
- ORCID ID
https://orcid.org/0000-0002-6066-8761- J-GLOBAL ID
- 201901012340502578
- researchmap会員ID
- B000353081
経歴
4-
2019年4月 - 現在
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2018年9月 - 2019年3月
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2015年3月 - 2018年8月
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2014年4月 - 2015年2月
学歴
4-
2010年4月 - 2014年3月
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2008年4月 - 2010年3月
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2005年4月 - 2008年3月
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2004年4月 - 2005年3月
論文
16-
Journal of Analytical Atomic Spectrometry 39(7) 1759-1777 2024年4月30日
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Proceedings of the National Academy of Sciences 2024年4月18日 査読有り
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Journal of environmental radioactivity 255 107011-107011 2022年9月19日 査読有りWe examine the historical changes of 236U/238U and 235U/238U in a sediment core collected in Tokyo Bay and elucidate the anthropogenic sources of uranium in the 1960s-2000s. Uranium-236 was detected in samples deposited in the 1960s-2000s, and the 236U/238U ratio of the sediment core shows peak values in the 1970s. The 235U/238U isotopic ratios in samples deposited in the early 1960s are almost identical to that of natural uranium, implying that the 236U might have originated from global fallout. A decrease in 235U/238U was observed in the late 1960s-2000s, suggesting that depleted uranium from nuclear fuel reprocessing increased the 236U/238U ratios in the sediment. The 236U/238U values in sediments from the 1980s-2000s were lower than those in the 1970s but considerably higher than those in the 1960s, suggesting that the main source of depleted uranium still remains around Tokyo Bay. Our results demonstrated that the depleted uranium released in the 1970s should be considered as an important end-member when using uranium isotopic ratios as environmental tracers in closed aquatic environments around industrial cities.
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Geochimica et Cosmochimica Acta 318 279-291 2022年2月1日 査読有り
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Science of the Total Environment 2021年 査読有り
MISC
63-
日本地球化学会年会要旨集 70 189 2023年磁気同位体効果は同位体の核スピンの有無に起因し、核スピンを有する同位体のみが非質量依存同位体分別(MIF)を起こす同位体効果である。重元素においては、環境中のトレーサーとして利用される水銀や、隕石中のスズ、同位体分析前処理におけるタングステンの報告など、地球化学、分析化学における議論の対象は様々な重元素に広がりつつある。重元素の磁気同位体効果によるMIFにおいては、核スピンを有する奇数同位体が複数存在する元素があるため、奇数同位体間の分別の相対関係を観察することができるという特徴を持つ。これら重元素のMIFの変動がどのような分別機構に由来するのかを理解することは、天然中で観察されるMIFから地球化学的情報を読み取る上で重要である。本発表ではスズのMIFを観察することが可能な実験系に着目し、磁気同位体効果によるMIFの性質について、特に奇数同位体間の相対関係について議論する。
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日本地球化学会年会要旨集 70 128 2023年水銀は人体に有害な重金属元素であり、揮発しやすい化学的性質により、全地球規模での汚染が問題となっている。また、水銀は生物に濃縮されやすく、微量であっても人体に影響を与えることが懸念されており、人への暴露経路となる大気・水圏における水銀循環の理解は、人への影響を低減していくために重要な研究課題である。しかし、水銀の大気に滞留する時間は1年以上と長く、全地球規模で移流・拡散していくため、発生源を特定し、環境での環境動態を明らかにすることは難しい課題となっている。近年、水銀の環境動態を調べるために、従来の濃度情報に加えて、水銀の同位体組成に注目した研究が行われている。本研究では、光還元反応における水銀同位体分別の波長依存性について調べることを目的とした。
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日本地球化学会年会要旨集 69 203 2022年鉄マンガンクラストは海洋底に広く分布する鉄マンガン酸化物であり、海洋におけるテルル循環を理解するための重要な試料である。本研究では、北西太平洋に位置する拓洋第5海山と拓洋第3海山の2つの海山において、水深1000〜5500 m付近の水深から採取した鉄マンガンクラスト表面のテルル安定同位体組成を明らかにした。テルル濃度と同位体組成変化の相関関係を見ると、ある水深を境にして相関が逆転していることが明らかになった。濃度と同位体組成の相関関係が水深によって異なるこれらの水深プロファイルは2つの海山で同様であり、濃度・同位体組成の変化が2海山において共通のプロセスで起きていることを示唆している。一方で相関関係が変化する境となる水深は2海山で異なり、拓洋第5海山では約2000 m付近、拓洋第3海山では約3200 m付近に位置しており、酸素極小層が異なる深さに位置していることと対応している可能性がある。
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日本地球化学会年会要旨集 69 39 2022年環境中には人為起源の放射性核種である 233U、236Uが存在する。人為起源ウランは核実験や原子力関連施設の事故などから環境中へ放出され、これらのウラン同位体比は起源物質に依存して変動するため、ウラン汚染起源の推定やウラン同位体比を用いた環境トレーサーとして利用されている。本研究では、ICP-MS/MSを用いた233U /236U迅速分析法を開発し、環境放射能研究へ応用することを目的とした。1963年に東京、仙台、福岡で採取された大気降下物を測定したところ、233U/236U は10-3レベルの値で、それぞれの地点で得られた値は誤差の範囲で一致した。これらの結果は1963年の日本において、局所的なウラン汚染の影響は少なく、グローバルフォールアウトによる地球規模でのウラン降下を反映していることが示唆される。
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日本地球化学会年会要旨集 69 32 2022年隕石中の様々な元素について同位体異常が報告されており、その一つの要因として核体積効果による非質量依存の同位体分別(MIF)が挙げられている。この同位体効果は原子核体積が小さい同位体ほど核電荷密度が高くなることに起因している。核電荷密度が高いと原子核内に存在確率を持つs軌道電子のクーロンポテンシャルがより低くなり安定化する。そのため、最外殻s軌道に電子が存在する価数やs軌道電子への遮蔽効果の小さい分子へ、原子核体積の小さい同位体の偏りが生じる。一方で、核体積効果が生じる条件を明確にすることは隕石中の同位体異常を理解する上で重要である。これまでの研究では、クラウンエーテルを用いたSrの溶媒抽出実験においてMIFが報告され、Sr濃度が2 M以上で顕著になることから水和の影響が議論されている。そこで本研究では、最外殻s軌道に電子をもつSn(II)に注目し、Sn濃度のMIFに与える影響を調べた。
所属学協会
3共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 2021年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2017年6月 - 2022年3月
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文部科学省 科学研究費補助金(若手研究) 2018年4月 - 2021年3月