研究者業績

宮島 衣瑛

ミヤジマ キリエ  (Kirie Miyajima)

基本情報

所属
広島大学 大学院人間社会科学研究科教育データサイエンスプログラム 特任学術研究員 (特命助教)
株式会社 Innovation Power 代表取締役社長
学習院大学大学院 人文科学研究科 教育学専攻
一般社団法人 CoderDojo Japan 理事
NPO法人みんなのコード 理事
学位
修士(教育学)(2022年3月 学習院大学)

連絡先
kirieinpw.jp
研究者番号
01025130
J-GLOBAL ID
202501016041262318
researchmap会員ID
R000082483

外部リンク

1997年5月生まれ。修士(教育学)。2013年5月から地元である千葉県柏市で小中学生向けのプログラミング道場、CoderDojo Kashiwaを主催・運営。プログラミング教育を始めとするコンピュータと教育について、全国各地で実践・研究を行っている。2015年1月に教育分野のR&D(研究開発)などを行う株式会社 Innovation Power を立ち上げ、現在に至るまで代表取締役社兼CEOを務める。2017年11月より一般社団法人CoderDojo Japan理事。また、文部科学省調査研究企画推進委員会委員や柏市図書館協議会委員、小学校学校運営協議会委員などの社会的活動も精力的に行っている。2022年よりNPO法人みんなのコード特任研究員。2023年より、逗子オルタナティブスクール FRASCO のカリキュラムディレクター(理事)、2024年より白梅学園大学非常勤講師等も務めている。大学院ではコンピュータを基盤とした学校や教育、学びについて研究している。


主要な論文

 7
  • 宮島衣瑛, 橋本拓海
    学習院大学教育学・教育実践論叢 (12) 151-162 2025年3月  査読有り筆頭著者
  • 宮島衣瑛
    学習院大学教育学・教育実践論叢 (12) 119-130 2025年3月  査読有り筆頭著者
  • 宮島 衣瑛
    日本教育工学会論文誌 48(Suppl.) 213-216 2024年12月20日  査読有り筆頭著者
    小学校プログラミング教育における作品制作の場面では,クラス内のプログラミングスキル差を乗り越えるために,子ども同士が協同的 (collaborative) に学ぶことが推奨されている.本研究は,プログラミングを協同的に学ぶ際に,教える側の子どもがどのような教え方を用いているのかを具体的事例に即しながら明らかにすることを目的とする.小学校4年生の授業を検討した結果,〈教える〉行為が適切に働くためには,教える側の〈教え方〉と教えられる側の〈教わり方〉の要求が一致している必要があること,教えられる側に要求がない場合,教える側が介入することで教えられる側のモチベーションや作品への愛着が低下する可能性があること,〈教える〉行為のなかには3つの類型が見られることが示唆された.
  • 宮島, 衣瑛, 飯沼, 慶一
    学習院大学教職課程年報 (9) 93-100 2023年5月26日  査読有り筆頭著者
    application/pdf 授業研究
  • 宮島 衣瑛
    日本教育政策学会年報 / 日本教育政策学会編集委員会 編 (30) 181-188 2023年  査読有り招待有り
  • 中村 和彦, 宮島 衣瑛, 藤原 章雄, 斎藤 馨
    日本森林学会大会発表データベース 131 62 2020年5月25日  
    サイバーフォレスト研究プロジェクトでは、森林環境を20年以上の長期にわたり撮影して環境の変化を可視化し、環境教育の教材として子どもたちに提供する研究を行っている。特に、日々の定点写真を用いたサクラ開花フェノロジーの観察については、時間的スケールの大きな気候変動等の環境問題を、花見という身近な現象と繋ぐ学習としての有効性が示唆されている。しかし、同学習はこれまで紙ベースで行われており、これが学校現場への導入を困難にしている主要因の一つと考えられた。そこで本研究では、子どもたちが開花観察を手軽に行えることを指向したWebアプリケーションを開発し、これを用いた授業実践を行った。甲斐市立竜王小学校(山梨県)の第5・6学年を対象とし、1時限(45分間)で完結する指導案のもと授業を行って、開発したWebアプリケーションが時間内で適切に使用可能かを検証するとともに、身近な現象と気候変動との結びつきに関する子どもの認識に及ぼす影響について検討した。なお、本研究は、I-O DATA財団の第2回研究開発助成(IT教育・普及)を受けて実施された。

主要なMISC

 7
  • 宮島 衣瑛
    月刊高校教育 / 高校教育研究会 編 57(6) 38-41 2024年5月  招待有り
  • 宮島, 衣瑛
    情報処理 61(8) 837-841 2020年7月15日  査読有り招待有り筆頭著者
    CoderDojo は子どものためのプログラミング学習コミュニティである.2020年4月現在,世界110カ国・2,000カ所,日本国内では205以上の CoderDojoが日々活動している.子どもたちの参加は完全に無料で,誰でも参加できることが特徴のひとつだ.また,共通のカリキュラムなどはなく,子どもたちの興味関心に基づいて自ら創造的に学んでいくことを大切にしている.子どもから大人まで世代を超えてコンピュータやプログラミングという共通の趣味を楽しむコミュニティは,プログラミング教育がブームとなっている今だからこそ必要だと言える.
  • 宮島, 衣瑛, 杉浦, 学
    情報処理 60(4) 346-349 2019年3月15日  招待有り筆頭著者
    2018年10月20日に東京で開催されたプログラミングツール「Scratch」のリージョナルカンファレンス「Scratch 2018 Tokyo」では,Scratchの開発を主導するミッチェル・レズニック教授による基調講演,村井 純教授と鵜飼 佑氏による招待講演が行われた.本稿ではレズニック教授が提唱する「創造的な学び」に焦点をあて,基調講演と招待講演の概略を報告する.さらに,2020年から始まる小学校でのプログラミング教育における「創造的な学び」の実現について考察する.Scratchの設計思想を理解し,適切な教育方法を採用することで,子どもたちの学びはより創造的になるだろう.

主要な書籍等出版物

 2

主要な講演・口頭発表等

 14

教育業績(担当経験のある科目)

 8

所属学協会

 5

主要なWorks(作品等)

 4

主要な学術貢献活動

 6

主要な社会貢献活動

 21

主要なメディア報道

 13