心理学科

今井 久登

イマイ ヒサト  (Hisato IMAI)

基本情報

所属
学習院大学 文学部 心理学科 教授
学位
博士(心理学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
200901026919163620
researchmap会員ID
1000268468

主要な論文

 25
  • Hisato Imai, Dongho Kim, Yuka Sasaki, Takeo Watanabe
    PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA 111(48) 17326-17329 2014年12月  査読有り
    Although it is well known that reward enhances learning and memory, how extensively such enhancement occurs remains unclear. To address this question, we examined how reward influences retrieval-induced forgetting (RIF) in which the retrieval of a nonpracticed item under the same category as a practiced item is worse than the retrieval of a nonpracticed item outside the category. Subjects were asked to try to encode category-exemplar pairs (e.g., FISH-salmon). Then, they were presented with a category name and a two-letter word stem (e.g., FISH-sa) and were asked to complete an encoded word (retrieval practice). For a correct response, apple juice was given as a reward in the reward condition and a beeping sound was presented in the no-reward condition. Finally, subjects were asked to report whether each exemplar had been presented in the first phase. RIF was replicated in the no-reward condition. However, in the reward condition, RIF was eliminated. These results suggest that reward enhances processing of retrieval of unpracticed members by mechanisms such as spreading activation within the same category, irrespective of whether items were practiced or not.

MISC

 10
  • 学習院大学人文科学研究所報 2012年度版 pp.90-93 2013年3月  
  • 吉本 早苗, 今井 久登, 竹内 龍人
    電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 112(412) 71-76 2013年1月24日  
    円滑な対人コミュニケーションを構築する上で、表情の表出は他者に好感を与える重要な戦略の一つである。表情による好感度操作が可能であるとすれば、対人コミュニケーションを支援するツールの開発に有益である。本研究では、閾下で表情に接触することにより好感度が変容するかどうかを実験的に検討した。その結果、閾下で笑顔に単純接触するとその後に好感度が減少し、逆に怒り顔に接触すると好感度が向上するという意外な結果が得られた。表情に閾下接触している際の瞳孔径を計測したところ、笑顔提示時よりも怒り顔提示時に顕著に縮瞳していた。以上の結果は、表情に基づく好感度の変容は、認知的流暢性の増加を「好ましさ」へと誤帰属するメカニズムが関与している可能性を示唆している。
  • 平成18年度-平成19年度 科学研究費補助金 基盤(C) 研究成果報告書 2010年  
  • 今井 久登
    書斎の窓 585号(585) pp.45-49 2009年6月  
  • 浅川 香, 田中 章浩, 今井 久登, 坂本 修一, 鈴木 陽一
    電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 108(356) 131-135 2008年12月11日  
    視覚と聴覚の物理的な非同期は,一定の時間範囲であれば統合され,同期していると感じられる.この視聴覚統合の時間窓は,非音声刺激を用いた場合,一定の時間差に順応すると補正される.本研究では,この補正が,音声における視聴覚統合の時間窓においてどのように機能するかを明らかにするため,視聴覚呈示タイミングに一定の時間差のある単音節の視聴覚音声刺激を観察させ,その後時間順序判断課題を行った.その際,観察時間を操作し,観察量と補正の関係を検討した.その結果,音声においても補正が機能し,その補正は,観察量および判断に先行する文脈によって影響を受ける可能性が示唆された.

書籍等出版物

 10
  • 子安増生・丹野義彦・箱田裕司(監修) (担当:分担執筆)
    有斐閣 2021年2月 (ISBN: 9784641002661)
  • A・M・スープレナント,I・ニース(共著)今井久登(訳)
    勁草書房 2012年12月 (ISBN: 4326250801)
  • 道又爾, 北﨑充晃, 大久保街亜, 今井久登, 山川恵子, 黒沢学
    有斐閣 2011年12月 (ISBN: 4641124531)
    ・第6章「記憶 -過去・現在・未来の自己をつなぐー」
  • 今井久登, 石垣琢磨, 工藤恵理子, 平林秀美
    有斐閣 2009年1月 (ISBN: 4641177090)
    ・ユニット0「序 心理学とは何か」 ・第1章「個としての心をとらえる -認知心理学」 ・ユニット24「心理学の歴史」 ・ユニット25「心理学の研究法」 ・ユニット26「個人差を知る」[共同執筆] ・ユニット27「今後の学習のために」[共同執筆]
  • 大山正, 編著, 廣中直行, 永瀬英司, 今井久登, 黒沢学
    サイエンス社 2007年5月 (ISBN: 4781911684)
    ・第4章「認知」 ・第5章「記憶」

講演・口頭発表等

 16

教育業績(担当経験のある科目)

 14

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

その他

 2