池田 華子, 田中 智明, 日高 聡太, 石山 智弘, 宮崎 弦太
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 114(347) 1-6 2014年12月1日
本研究では,動画像の解像度(4K・HD)および撮影対象(自然物・人工物)や撮影画角(広・中・狭)の違いが,観察者の主観的印象に及ぼす影響を検討した.その結果,高解像度映像(4K)に対して,より好ましく鮮明であり,より見やすいと評価された.特に高解像度映像において,撮影画角が広い場合や自然風景が提示された際にその効果が強く表れることを示した.以上から,撮像対象の違いに応じて,映像の解像度が観視者の主観的印象に影響を及ぼすことが示唆された.