鹿毛 あずさ

原生生物を主な対象とし、鞭毛・繊毛運動とその結果として起こる行動のパターンについて研究しています。特に、単細胞緑藻クラミドモナスを材料に、遊泳微生物が重力に逆らって泳ぐ「負の重力走性」、重力と負の重力走性のせめぎあいから起こる集団運動（生物対流）のメカニズムを研究してきました。2021年の学習院大学着任以後は、ゾウリムシの広い範囲での行動パターン、赤潮藻の日周鉛直移動の細胞レベルでの解明などのテーマに取り組み、イメージングと画像解析・機械学習を組み合わせて、分子レベルから生態系レベルまでの運動を包括的に理解することを目指しています。
2020年3月から2021年1月までは民間企業のデータサイエンティストとして自然言語処理の研究開発などに従事していました。